71年発表。「Wish
Your Were Here」、「The Dark Side Of The
Moon」に続いて聴くことの多い愛聴盤。@「One Of These Days」はライブの定番。導入部のベース音が印象的。キーボードの入り方も斬新でドラム、ギターが曲を盛り上げていく。E「Echoes」は23分にも及ぶ大作。前作の「Atom Heart Mother」がクラシックを大胆に導入しているのに対しこの曲はバンド中心のシンプルな演奏。しかし描かれている世界は壮大で、この演奏が心地良すぎ。思わずとろけそうになるくらい聴いてて気持ち良い。空間的で情的な雰囲気。冒頭のソナーのような音はピアノの音をスピーカーから出したとき偶然取れた音。寝るときにこの曲聴くこと多いです。僕の安眠ソング。@Eばかりが注目されるが、はずせないのがA〜Cの小曲群。A「A Pillow Of Winds」は非常に綺麗で繊細な牧歌ナンバー。B「Fearless」はデイヴのギターが印象的。歌っているのもデイヴ。ラストではサッカー場でのサポーターの声が収められている。C「Seamus」はゆったりと軽快でポップ。リックのピアノが光る。4人の創造性が様々に発揮された傑作アルバム。
OBSCURED
BY CLOUDS
1.Obscured By Clouds
2.When You're In
3.Burning Bridges
4.The Gold It's In The...
5.Wot's... Uh The Deal
6.Mudmen
7.Childhood's End
8.Free Four
9.Stay
10.Absolutel Curtains
72年発表。優れたアーティストは手を抜いても(?)凄い。「More」と同じくサントラのために作成されたアルバムだが圧倒的に質が向上している。監督は「More」同様バルベ・シュロダー。録音期間は3週間。このアルバム製作時に、彼らは既に「The
Dark Side Of The
Moon」の製作に取り掛かっており短期間で仕上げている。前作、次作と名作に挟まれており目立たない印象を受けるのはやむえないアルバムだが個々の楽曲が粒揃い。結構楽しめます。